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第18回 株式会社イー・ウーマン、株式会社ユニカルインターナショナル 代表取締役社長
佐々木 かをりさん (1/3)
C-Suite Talk Live 18回目は、株式会社イー・ウーマンと株式会社ユニカルインターナショナルで代表取締役社長を務めておられる、佐々木かをりさんにご登場頂きます。

佐々木さんは、20代の半ばに、通訳者をネットワークするユニカルインターナショナルを設立されました。フリーランス同士の相互連携と学びあいを通じて、効率よく仕事ができるようにしたいと考えたことが、起業理由の一つだったそうです。

やがて、仕事を通じて佐々木さんはあることに気づきます。30歳前後の女性たちが、結婚や出産などを契機にクライアント企業の組織から消えていくという事実。ご自身が仕事について真剣に考え、まさに自分の足で歩きたいと考え始めた矢先の出来事だったとのこと。

その問題意識が、イー・ウーマン(http://www.ewoman.co.jp/)設立のきっかけになりました。様々な意見を持つ人々が集まり、それを世の中に生かしていく「場」を提供する。かつ、それを非営利法人ではなく、あえて通常の営利企業の枠組みで実現する。

新たな付加価値が、世の中に認知されるのかどうか・・・。佐々木さんとイー・ウーマンのチャレンジは、今年ではや10周年を迎えます。今も社名に設立当初の問題意識を残しつつ、その活動領域は年々広がっています。

国際女性ビジネス会議を主宰し、本を書き、求められればテレビ出演から講演までこなし、メロンリペア(抗酸化サプリメント)やアクションプランナー(手帳)の物販まで手がける。お話を伺うのが、楽しみです。

C-Suite Talk Live 第18回 ~対談エッセンス~
  • 「ダイバーシティ」につきる!
  • IT革命と「Smart Citizen」の登場
  • ランチタイムに脳のストレッチを
  • 情報過多による考えすぎには要注意
  • キャリアの考え方とダイバーシティ

「ダイバーシティ」につきる!
古森 こんにちは。今日はお忙しいところ、どうもありがとうございます。表参道のオフィスには、初めてお伺いしました。感じの良いお部屋ですね。

佐々木 ありがとうございます。「表参道カレッジ」も、この部屋で開催するんですよ。ここに講師が立って、こうして・・・。

古森 表参道カレッジ!どんどん新しいことを始めておられますね。ここでやるのですね。広すぎずセンスも良くて、いい空間ですね。

佐々木 今日はよろしくお願いします。

古森 よろしくお願いします。この対談、企業も人も何か良いものを持っているわけなので、それを純粋に世に伝える活動として続けています。世の中、批判的なことは放っておいてもたくさん出てきますので、私は良い話、何かヒントになる話を伝えたいなと。

佐々木 どうぞ、何でも聞いてください。

古森 今年が、イー・ウーマン設立10周年なのですね。おめでとうございます。ユ二カルの設立から今日まで本当に色々な経験をして来られて、あらためて今思うことと言ったら何でしょうか。やや漠とした質問で恐縮ですが。

佐々木 そうですね・・・。人事や仕事といった分野とも絡めて言えば、キーワードはダイバーシティでしょうか。「ダイバーシティにつきる!」という感じです。

古森 断言されましたね。

佐々木 もともとイー・ウーマンの設立趣旨は、新しい価値観やものさしを提供することにありました。

古森 新しい価値観やものさし。

佐々木 例えば、Aというものは、「こういう大きさや長さが良い」という一つのものさしがあるとします。でも、他にも「押したときに倒れないか」「横から見たときの美しさ」「素材、色、質量はどうか」「耐久性はどうか」など、ものさしとしては大きさや長さ以外にも色々な角度がありえるわけです。

古森 なるほど。

佐々木 それがダイバーシティの本質で、生活の中、経済の中、人の育ち方、チームの作り方など、色々な場面で大事なことだと思います。

古森 ものの考え方そのもの、なわけですね。

佐々木 例えば、最近ニュースになっているトヨタのリコールの問題なんかも、ダイバーシティの角度から捉えることが可能です。

古森 ダイバーシティが担保されていたら、違った結果になっていただろうと?

佐々木 トヨタって、企業として正しいことをきちんとやってきて、そのことに自信もあった会社だと思います。ところが、その自信のあったところで問題が起きた時、昔ながらのスピード感、視点で対応してしまった・・・というのが、今回起きていることの実情なのではないかと思います。

古森 なるほど。トヨタとしては、きちんとした対応をしたつもりだったのではないかと。

佐々木 ええ。全力を尽くしたが、トヨタ内部での今までの経験や認識と、世界の消費者の感覚とが、違うスピード感と視点で動いていたということだと思います。

古森 それもダイバーシティの問題に行き着くわけですね。

佐々木 もし、役員の中に違う視点を持つ人々がいたら、どうなっていたでしょうか。役員ではなくても、幹部でもコンサルタントでも良いわけですが。例えば、米国人や中国人から見て、今回の出来事がどう映るか。そういった感覚のある人の意見が決定プロセスに含まれていたら、対応の仕方も違っていたのではないかと思います。

古森 多様な価値観と接することが前提になっているグローバル・ビジネスでは、経営のプロセスに多様性の素地がないと大きなリスクになる、ということですね。

佐々木 はい。企業にとっても個人にとっても、ダイバーシティは、成長の基本だと思います。


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