プライベートエクイティ投資サービスとソリューション

グローバルなフットプリントと資産クラス横断的な強力なリレーションシップを活用し、ご投資家様の目的に即したプライベートエクイティファンドマネージャーを特定します。マーサーは、アドバイザーあるいはアロケーターとして、年金基金、財団、ウェルスマネージャー、保険会社など、幅広い投資家層に対してサービスを提供しています。初めてプライベートエクイティのポートフォリオを構築する場合でも、確立されたポートフォリオの進化を求める場合でも、ポートフォリオ戦略の適切な舵取りをし、有利な結果を実現するための支援を提供します。

プライベートエクイティ投資による魅力的なリターンの実現

プライベートエクイティは、多くのビンテージにおいて年率8%を超えるパフォーマンスを実現してきた歴史があり、高いリターンを求める投資家にとって魅力的なアセットクラスです。グローバルベースで投資機会の大きなエコシステムが確立されており、上場株式投資では捕捉できない膨大な数の未上場企業群への投資機会を提供します。プライベートエクイティ市場には、バイアウトやベンチャーキャピタル、企業再生など、ユニークな戦略が存在します。

プライベートエクイティポートフォリオの構築は、従来のポートフォリオの構築とは大きく異なります。ポートフォリオ構築には長い期間を要するため、中長期的な視野に基づいた戦略的なアプローチが必要となります。目標投資残高を達成し、その水準を維持するためには、毎年継続的なコミットメントが必要であり、これを実現させる内外リソースが必要となります。プライベートエクイティのマネージャーと良好な関係を築くことも投資の成功に向けて重要な要素となります。マーサーは、経験豊富なアドバイザーおよびアロケーターとして、ご投資家様トとゼネラルパートナーを結び付け、新しいリミテッドパートナーが強固な基盤の上にポートフォリオを構築できるよう支援します。

プライベートエクイティ投資で期待される効果

  • 市場の非効率性による高いリターンの実現
    プライベートエクイティ市場は、特に中小企業に対する投資において、上場株式市場よりも非効率的である傾向があります。プライベートエクイティファンドは、存在するミスプライシングを利用し、より高いリターンを得る可能性があります。
  • 投資機会の拡大
    中規模企業の約99%は未上場企業であるほか、プライベートエクイティファームが所有する未上場企業は全体のわずか3%に留まっています1。したがって、プライベートビジネスは投資家にとって 大きな機会となります。
  • 非流動性プレミアム
    プライベートエクイティ市場の流動性の低さ(公開市場との比較)は、非流動性プレミアムという形で投資家にアップサイドをもたらします。結果として、プライベートエクイティへの投資により、上場株式を上回るリターンを実現できる可能性があります。

プライベートエクイティ投資戦略を定義する5つのステップ

プライベートエクイティには多様なスタイルと戦略が存在しており、投資家が求めるリスク特性とリターン目標に合わせてポートフォリオをカスタマイズできることができます。しかし、そのためには、単にセクターやマネジャーを選ぶだけではありません。プライベートエクイティ投資ポートフォリオの戦略を定義する上で、考慮すべき重要なステップがいくつかあります。

プライベートエクイティ投資には長期的なコミットメントが求められます。数年にわたり資金を投入し、状況の変化に応じて柔軟に計画を変更できるように準備する必要があります。マーサーは、ご投資家様の他のポートフォリオと調和する複数年のコミットメント計画を設定し、同時に十分に分散されたプライベートエクイティポートフォリオを構築できるようお手伝いします。

プライベートエクイティへの投資においては、中長期的な視野で、詳細かつ柔軟なコミットメント計画を設計する必要があります 投資先ファンドにおいてはキャピタルコール方式による資金拠出が行われるため、有意義な投資残高を積み上げるには、少なくとも複数年を要します。 

それぞれの投資家のリスク選好度によって、検討すべきマネージャー、戦略、セクターが異なります。例えば、低リスク志向の場合はメガ・ラージバイアウトファンドを中心にポートフォリオを構築する一方、高リスク志向の場合はベンチャーキャピタルへの投資を高めるなどの方法があります。

プライベートエクイティ投資において、マネージャーが既存の関係を持つ信頼できる投資家に優先的にファンド募集枠を提供することは珍しいことではありません。したがって、プライベートエクイティの機会を得るには、優良なマネージャーとの関係構築が不可欠です。

また、デューデリジェンスも重要なステップとなります。いったんプライベートエクイティファンドにコミットメントを行うと、10年前後にも及ぶファンド運営期間中は原則解約できません。したがって、コミットメントを行う前に、投資面、オペレーション面、法務面、税務面などの観点からデューデリジェンスを実施することが極めて重要です。

マーサーは、高い評価を得ている多数のマネージャーと長年にわたる関係を築いています。た、これらのマネージャーを定期的にレビューしており、 ご投資家様が必要なデューデリジェンスを完全かつ効率的に実施{ut}できるよう支援します。

プライベートエクイティファンドでは、通常上場株式ファンドと比較して投資先の企業の数が少ないため、適切な分散戦略を検討する必要があります。一方、投資先のファンド数の増加は、ポートフォリオの構築とモニタリングに必要な社内外のリソースにも影響を及ぼします。適切な分散を実現しつつ、コスト管理とリソース配分の適切なバランスを取ることが求められます。

また、マネージャーやファンドによって、最低コミットメント額は異なります。先述したコミットメント計画は、適切な分散を実現しつつもコスト管理とリソース配分の観点から現実的なものである必要があります。また、ファンド募集時期は予測が出来ないため、優良マネージャーのファンド募集時期を捉えられるよう、コミットメント計画に柔軟性を持たせることも重要となります。

ポートフォリオ戦略の実行後は、モニタリングを通じて、ポートフォリオが正しい軌道にあるか否かを確認することが肝要です。流動性予算の抵触の有無、コミットメント計画の進捗状況、ポートフォリオのパフォーマンス、ポートフォリオの分散状況、投資先ファンドの定性・定量的な評価など多面的な観点からのモニタリングを継続的に実施することが重要となります。

これらのマネージャーを定期的にレビューしている、マーサーの専任チームが、効果的なガバナンスとモニタリング体制の構築をサポートします。ご投資家が性格な情報に基づき適切な判断ができるよう、継続的な支援を提供します。

プライベート・エクイティにおける機会発掘

マーサーは、世界中のプライベートエクイティのマネージャーと長年にわたって協働してきました。これにより、一般的にはアクセスが難しいマネージャーとご投資家様を結び付けるお手伝いをいたします。また、戦略、マネージャー、ビンテージ、地域などの観点で適切な分散が図られたポートフォリオを構築する支援をいたします。
  • セカンダリー

    プライベートエクイティ分野には、確立されたセカンダリー市場があります。プライベートエクイティ分野には、確立されたセカンダリー市場があります。
  • ベンチャーキャピタル

    プライベート・エクイティ・スペクトラムの規模が小さくなると、革新的なビジネスやスタートアップを支援しながら、高い成長の可能性を活用する機会が生まれます。詳細については、当社までお問い合わせください。
  • 共同投資

    大規模で洗練された投資家にとって、信頼できるマネージャーとの共同投資は、エクスポージャーの微調整やプライベートエクイティポートフォリオの強化に役立ちます。
  • インパクト投資

    インパクト投資目標を達成するためのプライベートエクイティ案件の発掘を支援します。

関連トピック

関連提供サービス
    関連する分析