Tomoyo Hirata

組織・人事変革コンサルティング

アソシエイト

Profile | 略歴

  • 日系組織人事コンサルティングファームでの勤務を経て、マーサージャパンに参画
  • 東京大学教養学部教養学科卒業。カリフォルニア大学バークレー校エクステンション(経営学、プロジェクトマネジメント)修了

Main Focus | 主担当領域

  • 日本企業の役割・職務主義人事制度導入支援
  • グローバル企業の人事制度統合支援

Projects | プロジェクト


マーサーに入社された経緯を教えてください

唐突ですが、私は「人はそれぞれ、可能性に満ちている」「そんな個の力を集結した組織の力は凄まじい」という信念を持っています。学生時代や前職において、様々な関係者と協業しながら一つの作品を作り上げる難しさとやりがいを感じたことから導かれた価値観です。

この信念が確信に変わったのは、前職退職後に経験した社会人留学のタイミングでした。人種のるつぼであるアメリカ、中でも世界各地から起業家が多く集まるカリフォルニア州は、多様な人と出会うには十分な環境でした。人種や文化は多様な一方で、多くの人に共通していた「ありのままの自分を認める」「他人の夢を全力で支援する」という価値観。知り合いが全くいない環境にも関わらず、自分らしさを失わずに悠々と過ごせたのは、周囲の人が、自分以上に自分の可能性を信じてくれていたからだと思います。

自分が覚えた安心感を日本で過ごす人に還元したい。自分で自分を認め、そんな個人を周囲も認め、個々の力を掛け合わせることで組織成果を生み出す、という好循環を生み出すサポートをしたい、という動機の下、日本企業の人材・組織開発に第一線で携わるマーサージャパンに出会い、入社するに至りました。

今の仕事のやりがい・醍醐味は何ですか?

プロジェクト性質上、長期に渡ってクライアントとお付き合いすることも多いのですが、クライアントとコンサルタント、という関係から「一つのチーム」に変わる瞬間を味わえることは醍醐味の一つです。

正直な話、世の中に出回っている理論やメソッドはたくさんあるため、表層的な人材・組織改革計画を描くことは誰にでも出来てしまいます。ただ、個別企業の実情を反映できていなければ、絵に描いた餅になってしまうことも事実です。クライアントからの飾らない情報共有を基に企業独自の状況を深く理解した上で、両社が同等の立場でディスカッションできている時間は、プロジェクトひいてはクライアント企業にとって、とても有意義なものと感じます。

入社前と入社後の印象の違いはありますか?

外資系プロフェッショナルファームと聞くと、個人主義で組織内のコミュニケーションはそこまで密ではない印象を持っていましたが、いい意味で裏切られました。マーサーには、コンサルタント同士が協力し合う文化が根付いており、継続的な付加価値提供に繋げるためのナレッジシェアなど、組織知を高めるためのコミュニケーションを頻繁に取っています。

また、前職では新卒入社者が大半を占めており、立ち上がりを全面的にサポートするという姿勢から、仕事面でもプライベート面でも組織全体として密に関わりがありましたが、マーサーでは、様々な社内コミュニティ活動が活発でありながらも、皆さん多様なプライベートの過ごし方をされています。

個人の好みにもよると思いますが、同僚以外とのコミュニケーション時間も取りたい、という点では、マーサーの方が自分のスタイルに合っていると感じます。

これからの目標を教えてください

近年のデジタル化、グローバル化、少子高齢化といったメガトレンドに、昨今の就業環境の変化が後押しする形で、日本においても「ジョブ型雇用」という言葉が日常的に聞かれるようになりました。ジョブ型雇用について語るにはスペースが足りないので詳細は割愛しますが、一要素である「自律的なキャリア形成」という考え方が日本企業に浸透しつつあることが、私個人としては嬉しく感じています。

上記の“マーサーへの入社経緯”でも言及しましたが、自分で自分の価値観・生き方を認めた上でポテンシャルを最大限に発揮することは、組織成果の創出という意味だけでなく、一人ひとりがイキイキと生きるという意味で大切なことだと思います。

会社や上司から強制されるのではなく、個々人が自分なりにキャリアを含めたライフプランを描き、実現のために環境を活用する、というHR業界におけるトレンドを推進できるよう、まずは担当するクライアントに対して、ひいては、日本企業全体に対して価値提供することで、微力ながら尽力していきたいと思います。

新卒採用の候補者に向けて一言

マーサーのコンサルタントは、仕事柄なのか、クライアントに対してだけでなく、同僚に対してもサポーティブな人が多いです。将来像が明確なのであれば、どのようにすれば実現できるかという具体的なアドバイスをもらえるでしょうし、まだはっきりと描けていないのであれば、親身にキャリア相談ができる環境があります。社内外で様々な人材・組織をみてきたコンサルタントから刺激を受けながら、自己実現の道を歩みたい方にはぴったりなのでは、と感じます。皆さんと一緒に働けることを楽しみにしております。