Yasuhiro Tanaka

組織・人事変革コンサルティング

マネージャー

Profile | 略歴

  • 大手鉄道会社にて駅員、車掌、運転士の現場業務及び人事業務に従事した後、マーサージャパンに参画
  • 一橋大学社会学部卒業。ミシガン大学ロススクールオブビジネス経営学修士(MBA)修了

Main Focus | 主担当領域

  • グローバル企業における日本国内・海外拠点の組織・人事改革支援

Projects | プロジェクト

  • 金属メーカー グローバル共通人事制度の設計・導入支援
  • 自動車部品メーカー 事業再生支援
  • 金融機関 人事制度改定支援
  • 化学メーカー コーポレート機能強化支援 他多数

マーサーに入社された経緯を教えてください

自分の強みにしたい専門性×グローバルでの業務×職場としてのフィット感の3点で、最もマッチングしたのがマーサーでした。

1点目の専門性について、前職でも人事業務は経験していたものの、ジョブローテーションが主流な仕組みの中で、専門性を継続的に高めていくことに限界がある点は常に感じていました。そうした中で、マーサーの持つ専門性の高さや、組織・人事領域で最新のトピックにチャレンジできる環境はとても魅力的だと思いました。

2点目について、日本国内の組織・人事上の課題解決だけではなく、海外における課題解決にも関わる機会が十分に用意されていることや、それを可能にするための海外オフィスとのシームレスな連携など、組織・人事の様々な課題解決にグローバルに取り組める環境ある点にも惹かれました。

最後の3点目に関して、私が転職時に最も重視していたのは、ずばりフィット感です。マーサーの選考は留学中に実施していたため、最終面接以外はオンラインで実施しましたが、オンラインであっても、選考でお会いした方々のmatureさや、コンサルティングに対する姿勢など、自身の考え方とフィットする部分が多かったため、入社を決めました。

今の仕事のやりがい・醍醐味は何ですか?

クライアントだけでは解決が難しい課題や経営上の優先度が高い課題に対して、マーサーの持つあらゆるリソースを活用して価値のある提案をすること、そしてその実行まで支援することでクライアントの変革を実現させることに大きなやりがいを感じています。

前職でも人事業務は行っていましたが、非管理職いう立場もあり、経営上のインパクトが大きい課題に関わる機会は限定的でしたし、特に全社レベルでの変革となると主要な関係者はいわゆる課長以上でした。また、普段の業務においても自分が主体的に改善、変更できる領域は限られていました。

一方マーサーでは、入社時の立場に関係なく、クライアントが抱える複雑かつ困難な課題に対峙していくことになります。そして、課題の解決に向けては、自身の研鑽は当然ですが、マーサーの国内外の仲間や社外のプロフェッショナルとも協働・連携することも多く、クライアントの変革につながるのであればそのアプローチは自由です。プロジェクトを前に進めていくためにはどうすべきか、変革を実現するために何をすべきかをゼロベースで考えた上で、立場に関係なく主体的に行動できるという点は、この仕事の醍醐味だと思います。

マーサーの魅力を教えてください

組織・人事における案件の圧倒的な多さ・広さや、フルリモートが可能な業務環境、グローバルでの強固なつながりはもちろん魅力的ですが、入社直後からずっと感じているマーサーの魅力は、「クライアントが本当に解くべき課題を解決すべき」という精神、考え方が社内で徹底されているという点です。

これは医者と患者の関係にも似ているかもしれません。例えば、患者が「おなかが痛いので胃薬を下さい」と言った場合でも、単に胃が弱いだけなのか、ストレスなのか、そもそもお腹のどこが痛いのか、原因は何なのか等、きちんと診察しないと的確な治療は出来ないですよね。

上記と同じく、我々の場合でも、クライアントが課題と言ったことがその企業における真の課題なのかはきちんと見極める必要があります。仮にクライアントの課題認識が本当に解くべき課題ではないという仮説を持った場合は、「こちらの方が優先課題では?」と耳の痛いことでも臆することなく伝え、本当に解くべき課題を一緒に発見し、解決に向けた最大限の支援をする。これを愚直にやっているのがマーサーであり、この愚直な姿勢が、結果としてクライアントから評価していただいている源泉なのではと思います。

将来のキャリアプランを教えてください

前職で人事実務も経験していることもあり、マーサーでの経験も活かしつつ事業会社に行くというオプションは、中長期的なキャリアとしてはあり得ると思います。しかし現時点では、マーサーでコンサルタント=外部者の立場を生かした仕事をより幅広く、深くできるようになることを志向しています。その理由は、1社の改革だけよりも、様々な企業の改革に関わる方がより大きな価値があり、かつ楽しいと思っているからです。

また、マーサーには海外オフィスへの短期派遣や転籍の仕組みもグローバルで整っています。新型コロナがある程度収束してからにはなると思いますが、海外オフィスへの転籍を通じて、自身が提供できる価値の領域を広げていきたいと考えています。

特に海外の中でも、今後のキャリアはアジアに軸足を置いていきたいと思っています。そういう点では、既にサービスラインナップがある程度整っているアジアの拠点に行くことももちろん候補ですし、今よりももっと実力をつけた上で、拠点の立ち上げそのものに挑戦することも面白いのでは、と思っています。

新卒採用の候補者に向けて一言

マーサーは組織の規模があまり大きくないこともあり、入社1年目から求められる内容は多く、それ相応のプレッシャーがあることは事実だと思います。新しいことをクイックに学び、活用していくことは常に求められますし、組織・人事領域のコンサルタントとして専門性の高いアドバイスが求められることも多いです。

ただしその分、成長しようとする人に対する投資は手厚いですし、出来る人にはどんどん仕事を任せていく文化があります。また、自分がやりたいことを実現するための周囲からの支援も充実しているので、自分のキャリアを自分で作っていくことが出来ます。例えば私の場合、入社当時からグローバルに関わる仕事がしたいと思っていました。振り返ると、マーサーでのキャリアの約半分は海外関係のプロジェクトになっていて、まさに希望通りの経験が積めているなと思っています。

組織や人に対して何かしらの課題認識がある方、この領域で圧倒的な経験を積みたい方、グローバルな環境で成長したいと思った方、ご応募をお待ちしています!そして、皆様とご一緒できることを楽しみにしています!