「グローバル・マネージャー・サーチ・トレンド」 レポートを発表 - プレスルーム | マーサージャパン

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マーサー 「グローバル・マネージャー・サーチ・トレンド」 レポートを発表

  • 24-June-2014
  • ロンドン, 東京
  • 非伝統的マンデート(投資対象)へのシフトにより運用機関採用活動(マネージャー・サーチ)が活発化
  • インターナショナル・マルチ・アセット(多資産)のマンデートサーチは英国と米国中心に増加
  • 債券運用の採用では、依然として、国債やクレジットをベンチマークとしない運用が人気

 

 投資家の伝統的な株式・債券のマンデートから配分をシフトする動きにより、マネージャー・サーチ動向が全世界的に依然良好であることがマーサーの調査により明らかになった。マーサー発行のレポート 「グローバル・マネージャー・サーチ・トレンド(2013)」は、マーサーのグローバル顧客データベースに基づき、世界中の機関投資家の運用機関採用パターンと傾向について分析を行っている。

 マーサーのインベストメント・リサーチにおけるグローバル責任者のデブ・クラークは次のように述べている。「近年、伝統的なアセットクラスを敬遠する傾向が続いていますが、これは主に投資家が、高い収益を追求するポートフォリオを分散して、多様なリターンの源泉確保を求めていることに起因します。投資家は、グローバルな戦略とオルタナティブ資産や、分散された成長ファンド(ダイバーシファイド・グロース・ファンド)などのような、より分散されたマンデートに資金配分を増やし続けています」

 「国債は魅力的ではないとマーサーは考えていることから、代替となる債券投資における収益追求機会を探っていますが、投資マネージャーとの連携を通じて、新たな多数の投資機会を生み出しています。一つ例に挙げるなら、“バイ・アンド・メインテイン・クレジット(事業債持ち切り戦略)”です。こうした新たな機会に関心をもつ顧客はかなり多く、”バイ・アンド・メインテイン・クレジット”は、資産額において全体で2番目に多く投資するマンデートに成長しています」

 グローバル・サーチ件数は2012年とほぼ同じ水準であったが、金額ベースにおいては大幅に増加している。マーサーは前年の776件に対し、2013年は合計760件を請け負った。アジア、欧州(英国以外)及び英国でのサーチ動向は増加した。反対に、オーストラレーシア及び北米ではサーチ件数は減少したが、委託額ベースにおいては増加した。

 債券領域内においては、非ベンチマーク関連の債券サーチが世界的に増加している。マーサーの債券運用機関調査の責任者であるポール・カバリエは、次のように述べている。「国債のリターンがあまり期待できないことを見込み、顧客が金利上昇の影響からどのように自身の資産を守るかを検討しています。結果、顧客の多くは絶対収益リターン、制約のない債券及びマルチ・アセット・クレジットファンドのサーチをますます求めつつも、地域的なマンデートから、よりグローバルな商品に焦点をシフトするという傾向が見られます」

 マルチ・アセット戦略への旺盛な需要が依然として続き、この分野のサーチ総件数は通期でおよそ30%増加している。主に英国と米国において活発であるが、他の地域においても数多く見られた。株式領域では意外なことではないが、グローバルおよび米国を除く世界のカテゴリーが最も活発であり、オーストラレーシア及び北米以外の国内株式への関心は引き続き低かった。このセクターの不調を考慮すれば、エマージング・マーケット・エクイティのサーチが2012年と同水準だったことは驚くべきことである。

英国/欧州

 英国では2012年から2013年において、委託資産額が178億ドルから220億ドルへと増加し、マネージャー・サーチ件数は5%増加した。圧倒的に顧客に人気が高いアセット・サーチは、インターナショナル・マルチ・アセット戦略(主にダイバーシファイド・グロース)で、25%以上増加した。しかし、依然として先進国株式が委託額の多くを占め、サーチ動向の主流となっている。

 その他欧州におけるサーチ動向の増加は、ドイツでサーチ件数及び金額ベース共に大幅に増加したことによるものである。ドイツでは小規模マンデートが多数あることから、インフラと材木が最も人気のあるサーチ・カテゴリーだったのは意外である。

アジア太平洋地域

 アジアでは、2013年のマネージャー・サーチ動向は17件から66件と大幅に増加し、金額ベースでは20億ドルから35億ドルに増加した。件数が最も多かったのはグローバル株式であったものの、金額ベースではインターナショナル・マルチ・アセットが最大だった。サーチ件数における成長は、特に日本が原動力となっている。マーサーのグロース地域戦略リサーチ担当ディレクターであるギャリー・ホーカーは次のようにコメントしている。「サーチ件数の大幅な増加は、主に『アベノミクス』によるものです。これは現在日本で実施している財政刺激策、金融緩和や構造改革といった経済政策です。グローバル資産のサーチ件数の増加は、多くのアジアの投資家が、地域市場を超えてポートフォリオを更に分散することを求めているからだと考えられます」

 オーストラリアの動きはグローバルの傾向を反映し、サーチ件数は若干下向き(111件から85件に減少)だったが、金額ベースでは2012年の68億ドルから2013年の137億ドルへと増加している。

 一番人気の高いサーチはオーストラリア株式とグローバル株式で、オルタナティブやマルチ・アセットのカテゴリーが小幅に増加した。マーサーのパシフィック地域戦略リサーチ担当ディレクターであるヘンドリ・コスターは次のように話す。「2013年の保険セクターと退職年金セクターの大幅な規制改革の実施により、上半期のマネージャー・サーチ動向は減少しました。しかし、規制変更が実施されるやいなや、比較的多くのパシフィック地域の顧客は、2013年末にむけて伝統的アセットクラスの見直しを行いました」

米国&カナダ

 米国では確定給付(DB)や確定拠出(DC)マンデートのマネージャー・サーチが引き続き減少している。DB領域において、株式・債券サーチ件数が減少する中、オルタナティブへの関心は高い。最も人気の高いサーチ・カテゴリーはエマージング・マーケット株式だったが、金額ベースでは米国債券が一番だった。

 「オルタナティブのサーチ件数の増加は、主に米国投資家が株式から離れ、ポートフォリオを更に分散させようとする動きにけん引されたもので、この株式離れは、政策が金融引き締め方向にシフトすることにより、米国やその他の地域での米ドルの流動性が低くなり、近い将来金利が上昇するという見通しが高まっていることに起因します」と、マーサーのインベストメンツ部門米国コンサルティング・ディレクターであるテリー・デニスンは述べている。「DCのサーチ件数の減少は、より少ない数で、しかしより分散された運用商品の提供により、DCの加入者が容易に運用商品を選択できるようにする年金プランの動向を反映したものです」

 カナダのマネージャー・サーチ動向は、2012年の146件から2013年の112件へと大幅に減少した。また、金額ベースでも減少した(420億ドルから2013年は250億ドル)。バランスファンド型やカナダ株式の多くのサーチ件数は、2012年の個別の運用機関の問題が背景となっていたが、2013年にはそういう問題がなかった。 株式のサーチが2013年に最多で、ほとんどのサーチは外国株であった。単一のカテゴリーでの最大の委託額はエマージング・マーケット株式だった。

 マーサー・カナダの戦略リサーチ担当ディレクターであるデーヴィッド・ザヌットは次のように述べている。「このグローバル化経済において投資家は幅広い投資機会の活用を望み、外国株式への関心は引き続き高まる傾向にあると推測します。また当社顧客は期待リターンを損なうことなく株式市場のリスクを分散させる方法を求めているため、オルタナティブ領域への更なる投資活動も予想しています。」


レポートについて

当レポート 「グローバル・ファンド・マネージャー・サーチ・トレンド(英語版)」は以下のリンクより購入可能です。
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http://www.imercer.com/products/2013/manager-search.aspx

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