マーサー「変化への投資:多様性を考慮したプライベート市場ポートフォリオの意義と実践」レポートを発表


2021年3月3日
 

世界各地で生じた人種差別的な暴力と不正行為に対する抗議行動は、不平等を浮き彫りにし、広範囲に及ぶ社会、政治および企業の変革を求める動きを強めています。その結果、はダイバーシティ(多様性)、エクイティ(公平性)、インクルージョン(一体性)(併せて「DEI」)に取り組む必要性により重視するようになっています。機関投資家は、プライベート市場に目を向ける中で、各組織内での多様性を高め、DEIを投資ポートフォリオに取り入れることによって、システマチックな不均衡に取り組むように努めています。そうした取り組みとして、DEIマネジャー・プログラムを実施するとともに、デューデリジェンスの枠組みを広げ、多様性に関する基準を含めています。

 

DEIがプライベート市場のパフォーマンスにプラスの影響を与えることを実証するエビデンスが増えています。マーサーのレポート「変化への投資:多様性を考慮したプライベート市場ポートフォリオの意義と実践」は、DEIをプライベート市場ポートフォリオに取り入れることによってベンチマークを上回るパフォーマンスを収めることができる理由を説明しています。例えば、最近の調査は、多様性のあるチームがより良い判断を下し、無意識の偏見、思い込みに影響されにくいことを示唆しています1 。全米投資会社協会(NAIC)が2019年に行った研究によれば、1994年~2018年の期間において、多様性を考慮したファンドは、ネットIRRがベンチマークの上位25%を上回り、投資倍率(TVPI)と実現倍率(DPI)がベンチマークの中央値を上回りました2

 

1 http://www.chabris.com/Woolley2010a.pdf
   https://ssir.org/articles/entry/the_rise_of_gender_capitalism#;
   https://insight.kellogg.northwestern.edu/article/better_decisions_through_diversity

2 Examining the Returns, 2019, NAIC

 

マーサーのオルタナティブ投資グローバルリーダーであるRaelan Lambertは、次のように述べています。

 

「パンデミックおよび社会的変化を求める動きの増大に加え、市場のボラティリティを受けて、投資家は変化がまさに生じていると実感しています。リスクの軽減に配慮するとともにDEIを取り入れることには、多くの利点があります。機関投資家は、プライベート市場のDEI投資プログラムを策定することによって、多様性を優先すべきという強いシグナルを運用会社に届けることができます。当社は、運用会社および投資家と協働して、ポートフォリオにおける投資先の選択を通じて資産運用の変革を支援しています。投資家は、運用会社の多様性を高めることによって、新たなアイディアを醸成し得る環境を生み出すことができます。この環境は、新たな視点をもたらし、潜在的な新しいディールフローへアクセスするこれまでとは異なるネットワークの構築を可能にします」

 

DEIの定義

 

プライベート市場で有効なDEI投資プログラムを策定・実施するためには、投資の実践におけるDEIの意味について、明確かつ一貫した定量化できる定義が必要不可欠です。DEIプログラムの成功に多大な影響を及ぼすとマーサーが考える基準として、運用会社の株主、運用チームの構成、投資委員会の構成、最低要件、利益の一致が挙げられます。一般的に最終的な投資判断が行われる場であるため、投資委員会の構成は、プライベート市場の運用会社におけるDEIの水準を評価する際に最も有意な基準であるとマーサーは捉えています。

 

マーサーのプリンシパルであるAmy Ridgeは次のように述べています。

 

「当社は、お客様がダイバーシティとインクルージョンのカルチャーの醸成に重点を置くように促し、株主価値がDEI、公平な利益、社会的投資および分配の公平性を通じて増大する機会を有するように支援するばかりでなく、当社自身が体現することを目指しています。成功は、当社の財務面とお客様とのエンゲージメントの結果に加え、多様なバックグラウンドと経験を備えた人材をいかに惹きつけ、定着させるかによって判断されると考えています」

 

「具体的には、当社は過去5年間にわたり社内における男女平等を改善してきており、リーダーとしての役割を担う女性の育成と定着にさらに努めています。多様性への取り組みとして、人種や民族における社員の多様性を高める責任を果たすことも目指しています。加えて、当社のESG投資の経験を活用して、女性、黒人、ラテン系、LGBTQ+およびその他過去においてシステマチックなバイアスに見舞われてきたと思われる運用会社に焦点を当て、プライベート市場の投資ユニバースの中で十分な投資が行われていない分野への投資を行おうとしているお客様に独創的なソリューションと助言を提供しています」

 

フルレポート(英語)は、以下からダウンロードいただけます。

 

 

マーサージャパン株式会社

金融商品取引業者 登録番号 関東財務局長(金商)第1061号

加入協会:一般社団法人日本投資顧問業協会 投資助言・代理会員

 

・ 本資料は、情報提供を目的として作成されたものであり、有価証券や金融商品の売買の申込みもしくは売買の申込みの勧誘を行うものではありません。本資料ではお客様の個別の状況を考慮した投資助言のご提案は記載されておりません。

・ 当社との間で投資顧問契約をご締結いただいた場合には、お客様と合意した投資顧問報酬をいただきます。投資顧問報酬は、お客様の事情、運用スタイル、契約資産額、サービス内容等に照らして、当社の裁量によって決定するため、具体的な報酬料率、上限額等を事前に示すことができません。

・ 弊社はお客様との投資顧問契約に基づき、有価証券の価値等の分析に基づく投資判断を含む様々なコンサルティング・サービスをご提供いたします。当社の助言に基づいて、お客様が投資を行った成果は、すべてお客様に帰属します。当社の助言は、お客様を拘束するものではなく、有価証券等の売買を強制するものではありません。売買の結果、お客様に損害が発生することがあっても、当社はこれを賠償する責任は負いません。

 


 

マーサーについて

マーサーはより輝かしい未来は築くことができるものと信じています。私たちはクライアントと共に、仕事そのものを再定義し必要な改革に導き、退職制度や年金の投資成果を再構築します。そして、真の健康とウェルビーイングへと導くビジョンを掲げています。全世界約25,000名のスタッフが44ヵ国をベースに、130ヵ国以上でクライアント企業と共に多様な課題に取り組み、最適なソリューションを総合的に提供しています。マーシュ&マクレナン(NYSE:MMC)グループの一員として、日本においては40年以上の豊富な実績とグローバル・ネットワークを活かし、あらゆる業種の企業・公共団体に対するサービス支援を行っています。

 

マーシュ&マクレナンについて

マーシュ&マクレナン(ニューヨーク証券取引所コード: MMC)は、グローバルプロフェッショナルサービスを提供する企業グループとして、顧客企業にリスク、戦略、人材分野の助言とソリューションを提供しています。マーシュ(保険仲介とリスクマネジメント)、ガイ・カーペンター(再保険仲介・コンサルティング)、マーサー (組織・人事マネジメント・コンサルティング)、そしてオリバー・ワイマン(戦略コンサルティング)から構成されており、年間総収入170億米ドル超、全世界に76,000名の従業員を擁し、世界各地の顧客に分析・アドバイスを提供しています。

 

お問い合わせ

担当: 資産運用コンサルティング部門
Tel: 03 6775 6500(部門代表)
Email: investment.japan@mercer.com

広報: 天野
Tel: 070 7548 7209
Email: pr.japan@mercer.com

CONTACT INFORMATION