マーサー「プライベートアセット・サーベイ2020」結果を発表

プライベートアセットに投資している、または投資を検討している企業年金は全体の約8割を占める


2021年4月8日
 

世界最大級の組織・人事コンサルティング会社マーサーの日本法人であるマーサージャパン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 CEO 草鹿 泰士)は、同社初となる日本の企業年金を対象とした「プライベートアセット・サーベイ2020」(以下、本サーベイ)の結果を発表した。

 

本サーベイ(回答年金数:95年金)では、参加者全体の78%(74年金)がプライベートアセットに「投資している」あるいは「投資を検討している」と回答しており、日本の企業年金におけるプライベートアセットの活用が進捗していると回答した。また、資金規模の大きい年金で「投資している」の割合が相対的に高いものの、「投資を検討している」を含めると資産規模に関わらず幅広く浸透しつつある。一方、「投資している」投資家の多くは実務面で様々な課題を抱えている点も明らかとなった。

 

マーサージャパン 資産運用コンサルティング部門 シニアコンサルタントの細谷弥穂は、本調査結果について次のように述べている。

 

「長引く低金利環境の中、日本の企業年金においてもプライベートアセットの活用が進んでおり、今後もこの流れは継続すると予測されます。多くの企業年金がまだ初期段階にあり手探りで投資を進めている状況の中、本サーベイ結果は、本邦企業年金におけるプライベートアセットの投資状況、投資手法、投資計画、課題に関するデータが含まれており、新たにプライベートアセットへの投資の検討を進めるにあたって、また現行の投資プログラムの見直しを行う際にも、お役立ていただけるものと考えています」

 

調査結果ハイライト

 

  1. 95の企業年金が本サーベイに参加。
  2. 参加年金の62%がプライベートアセットに「投資している」、16%が「投資していないが、投資を検討している」と回答し、全体の78%を占めた。
  3. 資金規模の大きい年金で「投資している」の割合が相対的に高いものの、「投資を検討している」を含めると、全ての資産規模で6割を超えており、プライベートアセット投資が資産規模に関わらず幅広く浸透しつつある。


  4. すでにプライベートアセットに「投資している」及び「投資を検討している」年金において、今後12か月に投資を予定しているプライベートアセットは、「プライベートデット」が35%、「プライベートエクイティ」及び「私募インフラストラクチャー」がそれぞれ28%、「私募不動産」が23%となった。
  5. すでにプライベートアセットに投資している年金では、56%がすでに「プライベートデット」及び「私募不動産」に投資を行っており、「プライベートエクイティ」の41%、「私募インフラストラクチャー」の29%がこれに続いた。
  6. すでにプライベートアセットに投資している年金において、今後5年間の総資産額に占めるプライベートアセットの割合の見込みは、「増加する」が41%、「変化なし」が34%と合計で全体の75%を占め、「低下する」の3%、「わからない/未回答」の22%を大きく上回った。

 

 

 

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