コンサルタントと「話し方」 - コンサルタントコラム 697 | マーサージャパン

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コンサルタントコラム 697

コンサルタントと「話し方」

筆者が日頃、気にかけていることがある。それは「話し方」である。
最近、筆者は自己啓発の一環として「話し方講座」を受講した。コンサルタントとして役立つ発見があったため、本稿で紹介したい。

今更ではあるが、企業の様々かつ複雑な課題を正しく引き出し、最適なソリューション(ナレッジ)を提供することがコンサルタントの使命である。そのため、企業の課題を発掘・把握するには、コンサルタントの質問・傾聴スキル、加えて想像力が求められている。また、ソリューション提供において、ロジカルであることは必須である。

筆者がコンサルティング業界に転身し、まず関心を持ったことは、意外にも多くの先輩コンサルタントが上記の要件に加え、プロフェッショナルな「話し方」を身につけていることである。ここで言うプロフェッショナルな話し方とは、お客様に好印象を与え、信頼感や安心感を届ける「話し方」である。これは、私があらためて「話し方」を学んでみようと思った動機である。

手始めに、「話し方」の向上を目的とした本や講座について調べてみたところ、それらの内容は大きく2つに分類できることを知った。1つは「話す内容」、もう一方は「伝え方」に焦点をおくものである。お客様に正しい情報を伝えることはコンサルタントとして当然であるため、今回はお客様により信頼感や安心感を抱いていただけるプロフェッショナルな「話し方」を身に着ける目的で、「伝え方」の向上を目標とする講座を選んだ。

その講座では、アナウンサーの講師より「滑舌を良くする鍛錬をし、その上で声のトーンや話のスピード、抑揚などをコントロールすることで聞き手に与える効果は絶大である」ことを学び、トレーニングを行なった。また「話が上手な人の「話し方」を分析し、真似ることが最も効率的」と教わった。

筆者は早速これに倣い、他人の話に「伝え方」の観点から耳を立てることが習慣になった。もちろん、業種柄か社内にも「話し方」に定評のある者が多い。また、筆者がご支援させていただいている企業側担当者の方の魅力的な「話し方」に引き込まれることもある。彼らの「話し方」に注目すると、共通点として筆者が学んだ「伝え方」のメソッドが実践できていることが多いことは新たな発見であった。

読者の方も、ご自身の周りで「話し方」の先生を探してみてはいかがだろうか。意外に近くにお手本がいるのではないだろうか。

筆者自身、身近な先生から「話し方」やお客様に対する立ち振る舞いを学ぶことで、コンサルタントとしてより自信を深め、向上できると信じている。