MMBヘルス・トレンド調査 2023 

雇用者が提供するヘルスケアを形成するトップトレンド

56カ国の226の保険会社を対象に実施したMMBのグローバル・ヘルス・トレンド調査では、雇用者が負担する福利厚生制度を形成する5つの主要トレンドが明らかになりました。

5つの主要なトレンド

雇用者が提供するヘルスケアの未来を牽引するトップトレンド
  • 1人あたりの医療費

    一人あたりの医療費の増加はパンデミック前の水準に戻っています。保険会社の68%は、一部の市場では2桁の医療トレンド率が予測されているにもかかわらず、プランスポンサーがプラン内容の改善を優先すると予想しています。
  • 保険金請求

    COVID-19は引き続き保険金請求に影響を与えています。保険会社の55%が、治療延期による病気の後期診断の増加を報告しています。
  • プランのモダナイゼーション

    プランのモダナイゼーションが始まっています。保険会社の2社に1社が、LGBTQ+を自認する人たちをより包括的にカバーするために、加入要件や対象費用を変更、または変更を予定しています。
  • メンタルヘルスギャップ

    メンタルヘルスギャップは依然として存在しています。保険会社の16%が、メンタルヘルスサービスを保障するプランを提供していないと報告しています(2022年は26%)。
  • プラン管理

    厳格なプラン管理が求められています。アジアの保険会社の5社に1社以上が、COVID-19ワクチン接種状況に基づいて医療保険の保険料を調整しています。
多くの企業が自社のニーズに合わせてベネフィットプランを自由に設計できる一方で、保険会社はベネフィットプランの全体像を形成する上で中心的な役割を担っているため、こうしたトレンドは雇用者にとって重要です。これは、保険会社の標準的な慣行や約款、新しい条項を採用する試み、大規模な保険金請求データへのアクセスを通じて行われます。
相当数の保険会社が、デジタルヘルスやセルフケアツールのような革新的な機能を医療製品に備え付け、個人をより質の高いケアにつなげようとしています。

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MMBの2023年健全性トレンド

最新の医療トレンドを詳細に把握し、どのように対応すればよいのか、レポート全文をダウンロードしてご確認ください。

MMB Health Trends 2023 Infographic

今年の調査結果の主要なポイントを簡単にご紹介します。

保険会社のイノベーションは、COVID-19の一つの明るい兆しです

COVID-19は、人々の生活、健康上のリスク、費用、診断に、短期的および長期的に大きな影響を与えています。しかし、保険会社のイノベーションやプランのモダナイゼーションを推進したことも事実です。
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