新興国債券への投資

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新興国債券への投資
Calendar29 8月 2018

新興国債券とは何か?

新興国債券「EMD」とは、国民一人当たりの GDPが特定の水準以下であるなどの、広く受け入れられている基準に基づいて「新興国」として定義されている国または、そのような国に拠点を置く企業によって発行された債券を指します。EMD は、一般に発行者が国家または企業発行体であるかどうかと、自国の通貨 (現地通貨)か、米ドルやユーロなど外国通貨 (ハードカレンシーまたは外国通貨)で発行されているかにより、 主に3 つの種類のものがあります。

マーサーは新興国債券戦略をどのように分類しているか。

本稿で前述したように、EMDは複数の種類のもので構成されており、それにしたがって、マーサーはEMDをいくつかの面から見ています。MercerInsight には、 5 つの EMD戦略のユニバースがあります。

  • EMD ハードカレンシー: ハードカレンシー建て国債にのみ、またはこれを主として投資する戦略。通常、この戦略は、JPM EMBI ベンチマークのいずれかひとつまたはそれと同種の指標を意識した運用を行います。
  • EMD 現地通貨: 現地通貨建て国債にのみ、またはこれを主として投資する戦略。通常、この戦略は、JPM GBI- EM ベンチマークのいずれかひとつまたはそれと同種の指標を意識した運用を行います
  • EMD ブレンド: EMD ブレンド: ハードカレンシーと現地通貨の国債を混ぜて投資する戦略。通常、この戦略は、JPM EMBI:JPM GBI-EM ベンチマークまたはそれと同等の指標を半々に混ぜてそれを意識した運用を行います。
  • EMD 社債: ハードカレンシー建て新興国社債のみに投資するもの、またはこれを主として投資する戦略。通常、この戦略は、JPM CEMBI ベンチマークまたはそれと同等の指標のいずれか意識した運用を行います。
  • EMD トータルリターン: ベンチマークに依存せず対象を問わず市場 (ハードカレンシー、現地通貨、社債等) の EMD のすべてを横断的に投資する戦略。マネジャーは下落に備えてリターンを確保するように注意する必要もあります。

これらの戦略にはベンチマークを置くことは期待していません (ただし、マネジャーの中には、参照ベンチマークとして、いくつかの主要市場指標の組み合わせなどを引用する場合があります)。上記の他の種類の戦略に比較して、トータルリターン戦略はリターンドライバーとして、マネジャーのスキル (アルファ) により多く依存しています。

新興国債券の見通しはどうか。

投資家が大規模で多様性のある資産へのアクセスがあり、先進国資産への様々な特質のリターンドライバーがある場合には、マーサーは、これらの投資家がEMDに投資することが適切であり、支持します。新興市場の成長ダイナミクスの重要な側面は、インフラ、設備、労働者技術の向上によって著しい生産性向上の可能性があることです。また新興市場経済の多くは、(先進国の多くに比較して)若年層の人口が多いという追い風があり、それが労働力と経済成長に大きな役割を果たすことが期待されます。公的債務を見ても、主要新興国のいくつかはそのレベルも低く、先進国市場に比べ財政基盤が強固です。

より短期でのマーサーの分析もまた EMD市場を総じてポジティブに評価していますが、新興市場 経済に投資することに伴うリスクに留意するとともに、EMD市場の価格水準(バリュエーション)にも目配りする必要があります。

マーサーではEMD 戦略が、今後投資家の収益追求ポートフォリオに重要な役割を果たすと信じています。

EMD があなたの投資戦略にどの程度適合するのかの詳細については、マーサーのインフォ グラフィック「新興国債券 (EMD)」と、「新興国債券への投資」記事をダウンロードして、ご覧ください。

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