C-Suite Talk Live 第59回 マガシーク株式会社 (1/4) | マーサージャパン

C-Suite Talk Live 第59回 (1/4)

マガシーク株式会社 取締役 原田 由佳さん

C-Suite Talk Live 第59回 ~対談エッセンス~
  • i-modeの成功要因
  • イノベーションの源泉
  • 流れに逆らわず、チャンスは逃さず
  • マガシークでのチャレンジ
  • 自ら作り上げた子育て環境
  • ワークライフバランス
  • 楽しい会社に

(注:本対談は2014年2月初旬に行われました)

i-modeの成功要因

西田 本日はお忙しい中、お時間を下さりありがとうございます。この対談シリーズは各界のリーダーの方にお会いして、主に人・組織の観点からざっくばらんにお話しいただく企画になっております。今回は特に事業そのものについても、是非、色々とお聞かせいただければと思います。

原田 こちらこそ宜しくお願いします。

西田 原田さんと言って連想するのは、やはりNTTドコモ時代に手がけられたi-mode。i-modeの開発秘話は当時から色々とお話されてきたと思いますが、時間が経ったところであらためて振り返ってみるとどんな思いがありますか?

原田 NTTドコモという大きな企業の中では、後にも先にもない組織体制、仕事の進め方が出来た、ということによって完成したサービスだったんだなと思います。

西田 前代未聞の体制だったのですね。

原田 そうですね。要は、階層はなく優秀で仕事ができる人が集まっていましたね。この仕事は誰の仕事でもなくて、世の中の役に立つサービスだからやるんだという強い信念で結ばれていました。そして、そこに強烈なリーダーシップを取る人がいたのです。

西田 階層を廃して優秀な人材が一つの信念の元に集う。聞くだけでうらやましい組織です。そして、強烈なリーダーシップ。榎啓一さんですね。

原田 当時の大星社長から榎さんにオーダーがあり、リーダーシップを取ることになったのが始まりです。

西田 そこに夏野剛さんや松永真理さん、そして原田さんが加わった。

原田 好きなメンバー、やりたいメンバー、得意なメンバーが集まっていましたね。

西田 各自が果たした役割とはどんなものだったのでしょう?

原田 松永真理さんはとてもユーザー感覚を持っている人で、雑誌の編集長だったこともありコンシューマービジネスに非常に詳しかったので、方向性に対して常に正しい判断ができる方でしたね。

西田 ユーザー感覚とは?

原田 早い話がi-modeとは携帯電話でインターネットということですが、インターネットという言葉を一切使わないでサービスをスタートさせたり、あるいは通信料は別としても、300円という安いお金でメールも含めて全部使えるようにしました。そういったところにユーザー感覚があったのかなと。

西田 なるほど。

原田 それから、榎さんは常に全体の流れに気配りをされていました。特に、社内のオペレーションについて大事に思っていらして、それがやりやすいものではないと社内が本気で売ってくれない、と私にそのテーマがおりてきました。かなり時間をかけて社内調整をしました。後から考えると、そこは大きかったと思いますね。

西田 大きな組織の場合は特にプロジェクトの流れに淀みを作らないことが肝なのでしょうね。

原田 あとは、夏野さんは圧倒的にインターネットに詳しかった。その上、例えばどこの銀行に最初に行ったら他も追随するかという出し方などについてもしっかり分かっていた方でした。

西田 それぞれの分野のエキスパートが、フラットな組織で相乗効果を発揮したことによる成果ですね。

原田 由佳(はらだ ゆか)さん プロフィール
1987年4月
日本電信電話株式会社 入社

1997年3月
エヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社 法人営業部担当課長

1997年8月
同社 ゲートウェイビジネス部担当課長

2000年11月
同社 ゲートウェイビジネス部担当部長
株式会社ドコモ・ドットコムへ出向

2007年9月
同社 コンテンツ&カスタマ部担当部長

2010年7月
同社 フロンティアサービス部担当部長
株式会社 mmbiへ出向 編成統括部長

2013年7月
マガシーク株式会社へ出向 取締役 戦略本部長

2014年4月
同社 取締役 d fashion事業本部長

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