C-Suite Talk Live 第53回 フューチャーアーキテクト株式会社 執行役員 HR担当 川口 公高さん | マーサージャパン

C-Suite Talk Live 第53回 フューチャーアーキテクト株式会社 執行役員 HR担当 川口 公高さん

ライブラリ / 「経営×人・組織」視点の対談 C-Suite Talk Live / 第53回(1/4)

第53回 フューチャーアーキテクト株式会社 執行役員 HR担当 川口公高さん
Calendar2012/07/09
C-Suite Talk Live 第53回 ~対談エッセンス~
  • 日本企業4社の本社人事を経験
  • フューチャーアーキテクトのカルチャー
  • 究極の360度評価 ~ 「個人プレゼン」
  • 「人事とは何ぞや」 ~ ライフワークとして問い続ける

日本企業4社の本社人事を経験

古森 こんにちは。今日はお忙しい中に対談のお時間をいただきまして、ありがとうございます。この対談シリーズ、人・組織にまつわる話で何かヒントになることを世の中に発信できればと思って続けておりまして、はや50回以上になります。本日は、よろしくお願いいたします。

川口 こちらこそ、よろしくお願いします。昨年10月にフューチャーアーキテクトに来てから、ようやく半年余りがたちました。走りながらやっている状態ですので、あまり格好いいことは言えないのですが・・・。自分の視点や考えをお話しすることで、何かお役に立てるのであれば。

古森是非、色々とお聞かせ下さい。川口さんは、ほぼ一貫してHRキャリアでいらして、フューチャーアーキテクトで4社目になるのですよね?

川口 そうです。しかも全部日本企業です。

古森HRプロフェッショナルがキャリアの中で数社を転職される場合、どこかに外資系日本法人の経験が入ってくる場合が多いです。川口さんの場合は、全部日本の企業ですか。それはある意味、独特のキャリアとも言えますね。

川口 まあ、例がないわけではないでしょうが、4社経験して全部日本企業というのは、人事キャリアとしては珍しいほうではないかと思います。ソニーに始まり、ベネッセ、サイバード、そして現在のフューチャーアーキテクトという流れです。

古森これまたすべて、刺激的な企業ですね。こちらに来られて、もうだいぶ馴染まれましたか。

川口 そうですね・・・。一言で言いますと、「試練の半年」でした。でも、転職も4回目ですから、新しい環境に入っていくこと自体には慣れているはずなのですが、だんだん年齢が上がるごとに若い時とは違った厳しさが増してくるように思います。(笑)

古森転職のたびに新しい環境にあわせて変わり続けるというのは、なかなか勇気のいることですね。4回のご転職を経験される中で、ご苦労も多かったのではないですか。

川口 まず日本の会社組織というのは、その会社のもつカルチャーや、人間関係の影響度が大きく、本当の意味での価値を創出する動きができるまでに時間がかかりやすいという面がありますね。これは、規模や業界を問わず日本企業にわりと共通して言えることです。人事プロフェッショナルとして転職していく際に、これは大きなチャレンジになります。

古森 そうでしょうね。馴染むまでに、かなり孤独感がありそうですね。そんな中でも、なんとかやっていくための勘所のようなものはありますか。

川口 「こうすれば絶対に良い」というものは、ないと思います。ですが、転職して新しい会社に入ったときに、自分なりにその会社の組織の性質やフレームを早めに感じ取るヒントになるものは、いくつか自分の中にありますね。

古森 その「ヒントになるもの」というのは、ここでお話しいただけるものでしょうか?

川口 細かい話はさておくとして、例えば、権限規定などを見ると色々なことが分かりますよ。

古森 権限規定?

川口 はい、権限規定です。最初の会社にいた頃は、それほど権限規定などは意識していませんでした。もちろん人事業務の一環で権限規定は参照しつつ動いていたわけですが、それにどのような意味や意図があるのかは気にもとめていなかったのです。

古森 多くの場合、そうでしょう。

川口 ところが、転職を重ねていく中で、権限規定の書き方や内容が会社によってかなり違うということに気づきました。権限規定というのは、その企業におけるガバナンスの骨子の一つですね。ですから、その内容や表現を見ると、実は会社ごとにそして会社の置かれている環境に応じて特徴が表れているものなのです。

古森権限規定ひとつにも、そんなに特徴が出ますか・・・。

川口 出ますね。会社のガバナンスがどうなっているかによって、人事としても対応の仕方が色々と変わってきます。ですので、権限規定をしっかり読み取ることによって、最近はある程度その会社の特性のようなものを最初の段階で理解できるようになってきました。

古森 なるほど、複数の企業を経験したからこそ持ちうる視点ですね。企業の特性というのは、そうした細部に宿っているものなのですね。

川口 公高(かわぐち きみたか)さん プロフィール

1988年
京都大学 農学部卒業

    
ソニー株式会社 入社

2002年
株式会社ベネッセコーポレーション 入社

    
2004年より人事部長就任

2007年
株式会社サイバード 入社

    
執行役員 人事部長就任

2011年
フューチャーアーキテクト株式会社 現職


ソニーにて営業/マーケティングの経験を5年ほど経て、人事の世界へ。
人事の奥深さや大切さ、そして難しさを痛感、人事の道を極めようと決意。
今日に至るまでそれを模索しつつキャリアを歩む。
これからの時代にマッチした人や組織の在り方を創りだすことをライフワークとする。