C-Suite Talk Live第57回 明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 浅野 茂太郎さん 1/4 | マーサージャパン

C-Suite Talk Live第57回 明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 浅野 茂太郎さん 1/4

ライブラリ / 「経営×人・組織」視点の対談 C-Suite Talk Live / 第57回(1/4)

第57回 明治ホールディングス株式会社 代表取締役社長 浅野茂太郎さん
Calendar2013/04/24
C-Suite Talk Live 第57回 ~対談エッセンス~
  • 経営統合と「meiji way」に込めた思い
  • 一日1000件、お客さまの声を聴く本社
  • 「誰が」ではなく「何が」で動く会社
  • 海外市場での今後の発展に向けて

経営統合と「meiji way」に込めた思い

古森 本日は、たいへんお忙しい中にお時間をいただきまして、ありがとうございます。このような形でざっくばらんに浅野さんのお話を伺える機会を、心待ちにしておりました。本日は、よろしくお願いいたします。

浅野 こちらこそ、どうぞよろしく。

古森かつての明治製菓さんと明治乳業さんが統合されて、今の形になったのが2009年4月でしたね。それからもう4年になるのですね。大手企業同士の経営統合ですから、一般的には、統合後の目線合わせが大きな課題になるところです。4年を振り返ってみて、感触はいかがですか。

浅野 そうですね、早いものです。両社は、もとは明治製糖という一つの会社から分かれて、それぞれ70年ほど別々に歩んで来たという経緯がありました。それぞれが上場して、きちんと安定配当も出していた企業ですから、個性が異なる部分も多々ありました。統合新会社として目線を合わせるということには、経営陣として当初から強いこだわりがありました。

古森その目線合わせの軸になってきたのが、明治ホールディングスとして発表された一連の「明治グループ理念体系」ですね。今、あらためて拝見してみますと、非常に深いことが書かれているのを感じます。特に、私は「meiji way」の中に込められた言葉のいくつかに、個人的にも強く感じるものがございます。

浅野 たしかに、「meiji way」はユニークなところがあるかもしれませんね。統合時に両社の社長で議論して作ったものです。とにかく、細かい具体論に入る前に、まず理念の部分は決めておこうと思いました。ところで、「meiji way」のどのあたりが、特に気になりましたか。

meiji way
  • お客さまと向き合って、お客さまから学ぶ。
  • 先を見る勘を鍛え、先駆ける技を磨く。
  • 仕事をおもしろくする、おもしろい仕事を創る。
  • 課題から逃げない、やりぬく気概と勇気を持つ。
  • チームの可能性を信じ、チームの力を活かす。


古森私は、まず言葉の端々にキュッと濃いものが入っているように感じます。例えば、単に顧客志向と言うのではなく、「向き合う」という表現。あるいは、「勘」「先駆ける技」「おもしろくする」「逃げない」「気概と勇気」など、短い文章の中に、目が留まるものがたくさん散りばめられていますね。

浅野 なるほど、そのあたりですか。

古森 そうしたキーワードに加えて、全体が実は大きなストーリーになっているような気もいたしました。お客さまとの接点で、向き合って、鍛錬していく。そうすると、勘が冴えるようになる。勘が冴えると、先駆けるものが想起できるようになる。それを形にしていくと、おもしろい仕事になっていく。しかし、一旦新しいことを始めてみれば、いろいろな苦難に遭遇する。そこから逃げずに取り組む。一人で戦わずに、チームで乗り越えて行く・・・というような流れをイメージしました。特に、「勘が冴える」ということについては、経営コンサルティングの世界でも非常に重要ですので、感じ入るところ大でした。

浅野 大事なポイントですね。「勘」というのは、いわゆる「やま勘」とは違いますからね。

古森 おっしゃる通りです。私は、本当の「勘」というのは当たるもので、たくさん何かを体験することで脳に変化が起きて、生まれてくるものだと思っております。そういう意味では、脳における科学的な作用の一種だと思います。

浅野そうですね。もっと言うなら勘と度胸でしょうか。知識と学習の蓄積がないと、「勘」は当たりません。事業における問題解決も、商品開発も、蓄積に裏打ちされた「勘」が冴えていることが非常に重要になります。そして複数からの情報を得て「決断」する。わたしは3方向から同じ情報が集まれば「真実」と判断するようにしています。

浅野 茂太郎(あさの しげたろう)さん プロフィール

1966年3月
学習院大学法学部 卒業
 
1966年4月
明治乳業株式会社 入社
 
1991年4月
同社本社食品第二事業本部加工食品販売部長
 
1994年4月
同社本社販売企画部長
 
1995年6月
同社取締役就任 本社人事部長
 
1999年6月
同社専務取締役就任
 
2001年6月
同社代表取締役副社長就任
 
2003年4月
同社代表取締役社長就任
 
2009年4月
明治ホールディングス株式会社代表取締役副社長就任
 
2011年4月
明治ホールディングス株式会社代表取締役就任
株式会社 明治 代表取締役社長就任
 
2012年6月
Meiji Seika ファルマ株式会社取締役就任(現任)
株式会社 明治 取締役就任(現任)
明治ホールディングス株式会社代表取締役社長就任(現任)