C-Suite Talk Live 第58回 昭和産業株式会社 常務取締役  新妻 一彦さん

ライブラリ / 「経営×人・組織」視点の対談 C-Suite Talk Live / 第58回 (1/4)

第58回 昭和産業株式会社 常務取締役 広域営業部・製粉部・飼料畜産部担当 新妻 一彦さん
Calendar2014/01/20
C-Suite Talk Live 第58回 ~対談エッセンス~
  • 試練の食品業界
  • 修羅場体験で得た従業員が一番の経営軸
  • アジア重視の海外展開
  • イノベーションを起す土壌作
  • ダイバーシティへの取り組み
  • 世界へ出て直に触れあうからこそ理解できる

(注:本対談は2013年11月下旬に行われました)

試練の食品業界

西田 本日は年末のお忙しい中、お時間を下さりありがとうございます。この対談シリーズは主にビジネスパーソン/経営層の皆様に読んでいただいておりますが、何か心に響くこと、刺激やヒントになるようなことを発信していけたらいいなと考え続けております。今日はどうぞ宜しくお願いします。

新妻 こちらこそ宜しくお願いします。主に営業畑を歩いてきた私がどこまでお役に立てる話ができるかわかりませんが。

西田 それにしても、今年はTPPに始まり、遺伝子組換え、異常気象、為替変動、更に年末には食品偽装問題まで起きるなど、食品業界を取り巻く環境は目まぐるしいものがありましたね。

新妻 おっしゃる通りですね。弊社は小麦粉、食物油、ぶどう糖、加工食品、配合飼料などの製造販売を中心とする総合食品会社なので、原材料を殆ど輸入に頼っています。そのためその中でも特に為替の円安と海外穀物相場の高止まりの影響は大きかったですね。

西田 すぐに価格転稼というわけにもいかないですものね。

新妻 まだまだ食品は他業界と異なりデフレ環境にあります。また、コモディティという商品の在り方にしても、価格のインパクトは消費者にとって大きいので、デフレ環境下では原価アップ分が転嫁できないのが実態です。

西田 そうすると合理化で対応するしかないと・・・。

新妻 ムリ、ムラ、ムダ、コスト削減、地道な改善をやらざるを得ません。どこの会社も同じでしょうね。これまでもそのスタンスでやってきています。弊社でいうと、この5年間で10億円を超えるコスト低減をしてきました。

西田 当然、従業員の皆さんの働き方も変えることが必要になりますね。

新妻 はい、そのために工場の方にも、従来はこのパーツしかできない、これだけ専属だった、というところから、別の仕事も含め一人何役もやってもらう“多能工化”の仕組みを取り入れています。生産形態としてはラインに流す方が圧倒的に多いのですが、いろんなラインに意識的に配置転換してこの多能工化を推進しています。

新妻 一彦(にいつま かずひこ)さん プロフィール
1981年3月
明治大学経営学部 卒業

1981年4月
昭和産業株式会社 入社

1998年9月
みつわ食品株式会社 出向 (代表取締役社長)

1999年5月
株式会社菜花堂 代表取締役社長兼務

2001年6月
昭和産業株式会社 広域営業本部長

2006年11月
同社 製粉部長

2009年6月
同社 執行役員製粉部長

2012年6月
同社 常務取締役 (広域営業部、製粉部、飼料畜産部担当)