デジタルトランスフォーメーションと投資業界への信用

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デジタルトランスフォーメーションと投資業界への信用
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Calendar07 3月 2019

ブロックチェーンと信用の再構築

マーサーの「Healthy, Wealthy, and Work-wise report」―12ヵ国で検証した内容―は人々が誰を一番信用するのかを分析したレポートです。このレポートによると信用する相手の上位になったのは、家族、友達、従業員でした。一方で、低い順位に付けられたのは、金融仲介機関、銀行、保険会社でした。この結果は投資会社、そして投資業界全体に関わる問題です。世界金融危機と大恐慌後、人々は金融界を信用しなくなりました。投資業界からひどい目に合わされた(あるいはそういう人を知っている)多くの人々は、利息の少ない銀行口座に預金を預ける傾向があり、質の高い投資アドバイスを受けることから遠ざかっているのです。

ブロックチェーン技術は、金融界やその信頼性の評価の低さに大きな変革をもたらします。ブロックチェーンは投資家と顧客に不変的で安全な金融取引のデジタル記録を提供しているのです。投資家たちは、混乱した財政構造の時代―例えばサブプライムローンのトランシェなど世界情勢を悪化させた問題―を経たのち、透明性が高いものに魅力を感じるようになりました。顧客や世間の信頼構築に苦労している投資業界にとっては、ブロックチェーンはアカウンタビリティの新たな時代を作り出すものであり、収益性の高い関係性を構築するための手段になっているのです。

その他の業界でも同じことが言えますが、顧客と消費者はネット上でナラティブをコントロールしています。ビジネスはいかなる決断や、やり取りにも公的説明責任があるのです。こうして透明性のレベルが高まり続けていることは、投資のプロフェッショナルや投資会社がより良いサービスや結果を提供するための動機づけ要因になっています。高いレベルの透明性を保つことは、世間からが失った信頼を金融業界が再構築する方法なのかもしれません。

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