政治から日用食料品まで:新興国市場への海外赴任に適応できるように社員をサポートする | マーサージャパン

政治から日用食料品まで:新興国市場への海外赴任に

ライブラリ / Voice on Growth Economies / Voice on Growth Economies

政治から日用食料品まで:新興国市場への海外赴任に適応できるように社員をサポートする
関連記事:
Calendar2017/06/28

グローバル化により、多くの企業はこの数十年で、新規顧客の開拓と競争優位の確立を求めて新興国市場に目を向けるようになりました。しかし、拡大するミドルクラスの顧客基盤に惹きつけられて海外展開をしようとしても、適切なスキルやコンピテンシー(高業績者の行動特性)を備えた人材を見出すのに苦労しています。一般的な解決策とされているのは、海外から現地に社員を派遣し、現地の従業員との協働を通じて、短期的には事業を運営するのに必要なスキルと経験を提供し、長期的には現地の人材の育成を支援することです。

ただ、特に任務が長期に渡る場合など、今までの生活から離れて海外に赴任することを社員に納得してもらうのは容易なことではありません。これに厳しい経済的環境、社会的環境、地政学的環境が加わると、社員に難しい選択を迫ることになります。家族帯同で海外赴任することには大きな利点があると同時に、配偶者や子供にも海外勤務に伴う困難な部分を背負わせることになります。単身赴任という選択肢もありますが、長期に渡って家族が離れ離れになることで精神的な負担となる場合もあります。一部の企業では、家族には派遣先に近い別の場所に住んでもらい、赴任者とその家族がより頻繁に会えるように移動距離を縮める、という中間的な選択肢を提供しています。例えば、中東地域に派遣される社員の家族をドバイに転居させるケースは珍しくありません。

「社員を海外に派遣するにあたって多額の投資をすることを考慮すると、任務の失敗は何としても避けたい事態です。」


本誌アプリダウンロード