貴社はM&Aディールにおける組織文化リスク軽減の準備ができているか | Mercer 2019

貴社はM&Aディールにおける組織文化リスク軽減の準備ができているか | Mercer

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貴社はM&Aディールにおける組織文化リスク軽減の準備ができているか
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Calendar04 4月 2019

組織文化は重要です。これは、今日の世界の事実上すべてに当てはまる単純で永続的なメッセージですが、M&Aディールの利害関係者や株主のために経済的価値を追求する際には、さらに現実味を帯びることになります。新会社の従業員をまとめて受け入れつつ、評判に対するリスクから保護する場合、文化、そして文化リスクを無視するという選択肢は存在しません。

従業員からみれば、文化とは、事業成果をもたらす個々の行動、および、そうした行動を強化するために業務推進力をどう活用できるか、ということになります。文化の調整は、M&Aにおける効果的な組織変革に不可欠です。この調整には、明確な事業戦略、ならびに、あらゆる取引の実行を成功させるためのディールの論理的根拠および必要な統合リスクの理解が必要となってきます。

文化は経営モデルの基盤を確立するもので、これが次には、必要なスキル、期待される行動、給与や報酬プランなどの推進力といった人材プラットフォームの要件を定義します。成果や結果が重要となるため、それらを測定し、統合リスクの緩和に必要なあらゆる行動を指示できるようにする必要があります。    

マーサーの新しい研究は、過去36か月間に買手と売手の両方で4,000件以上のディールに協力した54カ国、1,438者の意見より得られた重要な調査結果を基に、文化リスクの緩和がM&Aディールの価値の推進に重要であることを明らかにしています。M&Aアドバイザー、ビジネスリーダー、人事担当者、従業員の4つの利害関係者グループから知見が集められました。これらの利害関係者は、世界中で延べ4300万人以上を雇用している企業で働いています。

マーサーの調査によると、世界中のM&Aディールの43%が重大な文化的不整合を経験しており、それによりディールが遅延または終了したり、購入価格に悪影響が出たりしています。さらに、67%で文化の問題によりシナジーの実現が遅れています。

また、回答者の61%が、組織文化の第一の推進要因として「リーダーの発言だけでなく、その行動様式」という項目を選択しました。「ガバナンスと意思決定のプロセス」(53%)および「コミュニケーションのスタイルと透明性」(46%)も高く評価されました。交渉役はまた、生産性の低下、重要な人材の流出、顧客の混乱など、文化の不整合から生じる問題のために30%のディールが最後まで財務目標を達成できないとも述べています。

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